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手や指やを使ったコミュニケーション。面白い、とわたしは思います。
それだけでなく、体全身を使った、頭やら顔やら胴体やら足、腰、尻等を
使ったコミュニケーション、口から発する言葉によるコミュニケーションとは
ちょっと趣が違う。でも面白い、と思います。
発声によるコミュニケーションでは、その言葉が理解出来るかどうかで
一発でコミュニケーションは取れてしまうこともあるでしょう。
尤も発声にも意味が不明なものもあるし、何でもかんでも了解できるとは
限りません。臨機応変に対応して行くしかないのかもしれません。
外国人がその国の言葉を使ってコミュニケーションすることに於いても
度々誤解を招くようなことはありますが。
今回のドイツ語新聞記事は言葉を使わない、手や指を使ったいわばジェスチャーやら
サインによるコミュニケーションを話題に取り上げています。ドイツ国からの視点
ですね。ドイツ語新聞記事(ケルン発)ですから。
たとえば、両腕を天に向かって上げたまま、こちらに向かって来る人たちが見える。
その両腕は何を意味するのか??? 何処の国の人にとっても同じ意味?
日本人の目からはバンザイをしているのかな、と思えてしまうかも。
でも喜んでいるようには見えないぞ。
Handzeichen:Welche Gesten Sie im Ausland
besser nicht machen
Der hoch gereckte Daumen bedeutet: top, alles super,
der gestreckte Zeige- und Mittelfinger signalisiert einen Sieg
und mit Daumen und Zeigefinger in der Höhe bestellt man zwei Bier.
Das stimmt nur bedingt: Es kommt nämlich darauf an, in welchem
Land diese Zeichensprache benutzt wird.
http://www.ksta.de/ratgeber/reise/handzeichen-welche-gesten-sie-im-ausland-besser-nicht-machen-1489738 22.07.2016
手を使ったサインでも外国ではしない方が宜しいのもある!?
親指をぴょんと立てる。これは何を意味するか。
トップ(ナンバーワン?)状態、全て順調、
人差し指と中指を突き出した(二本指)サインは一つの勝利、
そして親指と人差し指の二本を高く掲げるとビール二杯を注文することになる。
しかしそうと意味するのは全て条件付きである。
つまりどの国でこれらの指サイン話法を使用するかにも掛かっている。
Gesten und Handzeichen sind von Kultur zu Kultur sehr verschieden. Wer die Codes nicht beherrscht, kann schnell in ein Fettnäpfchen treten.
Denn ein- und derselbe Fingerzeig kann in einem Land etwas völlig harmloses meinen,
im anderen aber eine vulgäre Beleidigung sein.
ジェスチャーや手を使ったサインは文化が違うというだけでとても異なったものです。この規則をマスターしない人は誰でも、直ぐにも失礼なことをすることも可能なのです。
と言うのも同じ指を使ったサインが他の国では全く無害なことを意味することであっても、
また別の国ではそれが卑猥な侮辱であるのですから。
Daumen hoch 「親指」を立てる
Die Daumen-hoch-Geste zum Beispiel ist hierzulande völlig unmissverständlich
ein Ausdruck von Anerkennung und Freude. Im Kanada wird sie hingegen nur von
Trampern benutzt.
Und wer sich in Afghanistan, Iran oder dem Irak aufhält, sollte die Geste äußerst
sparsam einsetzen, hier kommt sie nämlich einer üblen Beschimpfung gleich.
Türken könnten dieses Handzeichen als Einladung zu sexuellen Praktiken verstehen.
例えば親指を(ぴょんと)立てるサイン、当国(ドイツ国のことでしょうね、笑)では何ら誤解を招くこともなく、認知や喜びを表現するものです。
一方、カナダではヒッチハイカーのみが使います。(わたしも日本全国で、ヨーロッパ各国の沿道で使ったことがありますが、笑)でアフガニスタンやイランやイラクに滞在する人は誰でも、このサインはなるだけ使わない方が宜しいでしょう。これらの国々ではつまり悪意のこもった侮辱に等しい。
トルコの人たちにとってはこの親指を立てるサインは性的な行為へのご招待と了解されてしまうかもしれません。
親指を地面に向けて突きおろす、というのか長く伸ばすサインも時々、いや、よく目撃しますが、このドイツ語記事では記事の品位を保つためにでしょうか、
紹介されていないのかもしれませんね。それとも読み進んでゆくと出てくのかも。乞うご期待?
Daumen plus Zeigefinger「親指と人差し指」を立てる
In Deutschland kann mit mit dieser Geste zwei Bier bestellen.
Aber Vorsicht: In Ländern wie Japan, steht der Daumen für die Zahl fünf.
ドイツ国ではこの二本指サインでビール二杯、注文出来ます。
でも要注意! 例えば日本のような国々では親指は数字の5を意味しますから。
日本では親指は数字の5を意味するのですか!?
恥ずかしながら、わたしは知りませんでした、と言えば良いのか、忘れていましたと言えば良いのか。親指は数字の5ですか、本当ですかね。
ドイツ人の「親指と人差し指」の二本立て、日本ではビール6杯の注文と解されるのでしょうか!?笑
In der Bildergalerie sehen Sie, welche Gesten in anderen Ländern missverstanden werden:
以下のピクチャーギャラリーでは他の国々(つまりドイツ以外の国々のこと? 訳者のひとりごと)ではどのサインが誤解を招くのかとくとご覧あれ。