2024年から統合充電ケーブルを導入して電気・電子器機の廃棄を削減させましょう、と2022年欧州議会の議決



ドイツ語で Kabelsalat と言っています。聞いたことがありますでしょうか。
日本語に敢えて直訳すれば「ケーブルサラダ」といったところでしょうか。

文字通りいくつものケーブルが一緒にごちゃごちゃになっているように見えます。
我がデスクの上はちょっとしたケーブルのサラダ、つまり色々なケーブルのごちゃ混ぜが出現しています。

サラダと言っても食べられるモノではないことは想像に難くないかと思いますが、どうでしょうか。
でもサラダのようだ、といった連想を抱いた最初の人、それを命名した人は創造的な閃きに長けていたのでしょうね。



17. Einheitliche Ladekabel für weniger Elektroschrott 
汎用ケーブルで電気・電子器機廃棄を減らす

https://krautreporter.de/4715-66-gute-nachrichten-die-2022-untergegangen-sind?utm_source=pocket-newtab-global-de-DE
2022年に沈没してしまったグッドニュース66の一つ

„Hat hier jemand ein Apple-Ladekabel?“ Die EU will ab 2024 ein Allzweckkabel
für alle Smartphones, Tablets, Konsolen, Kameras und Kopfhörer einführen,
um Elektroschrott zu reduzieren.

Hersteller müssen ihre Geräte nur noch mit dem USB-C-Anschluss verkaufen und
auch ohne Ladekabel anbieten.

Das Gesetz wurde im April vom Binnenmarktausschuss des Europaparlaments unterstützt. (FAZ)

「ここで誰かアップル用の充電ケーブル持っている?」 欧州連合は2024年以降、スマートフォン、タブレット、カメラそしてイヤフォンといった全てに使用できる汎用ケーブルを導入したい。つまり電子器機のガラクタを削減することが目的だ。メーカーは製造している器機にはUSBケーブル Type-C を付けて販売しなければならないし、充電ケーブルを付けないものも提供しなければならない。この法律は今年(2022年)4月、欧州議会の域内市場委員会がサポートした。



個人的にも電子機器をいろいろと所持していますが、それらは全部電気を必要とするモノばかりで、電気を供給するためには接続線、つまりケーブルを必要とするものばっかりですよね。

ノートブック用のケーブルがあります。

プリンター用のケーブルもあります。

デスクトップコンピューター用のケーブルもあります。

モニター用のケーブルもあります。

電子ブック用のケーブルもあります。

そう、確かにスマートフォン用のケーブルもあります。

机上LEDランプ用のケーブルもあります。

デジタルカメラ用のケーブルもあります。

デジタルカメラのバッテリー充電ケーブルもあります。

デジタルカメラとコンピュータを接続するケーブルもあります。

マウスにもケーブルが付いていて、コンピュータに接続できるようになっています。


それぞれのケーブルはそれぞれということで、お互いに回して使用することは殆どできない。
製造元が違っていると、規格が異なっているということで更に増えてしまう。

それ故にたくさんのケーブルが集まってしまう。例えば今日までデスクトップコンピューターが壊れてしまって新たなに何台も買え替えて来ましたが、その度に旧コンピューターの電源用ケーブルは残る。新たなコンピューターには新たなケーブルが付いてくる。

我が引き出しには何本ものケーブルが溜まってしまう。これらのケーブルをどうしましょう? 
やっぱりゴミとして捨てる? 纏めて売ろうとしているサイトを見たことがありますが、たしかにリサイクルも可能かもしれませんね。


さらば食品の無駄使い、来年*2023年のスペイン

26. Schluss mit Verschwendung
https://krautreporter.de/4715-66-gute-nachrichten-die-2022-untergegangen-sind?utm_source=pocket-newtab-global-de-DE
2022年に沈没してしまったグッドニュース66の一つ

Um die jährliche Verschwendung von 1,36 Millionen Tonnen Lebensmitteln zu verhindern, tritt im kommenden Jahr in Spanien ein neues Gesetz in Kraft.
毎年1百万3千6百トンの食品の無駄使いがあるが、それを阻止するために、スペインでは来年(2023年 )新しい法律が発効する。

Dann drohen Unternehmen Strafen von bis zu 60.000 Euro für vermeidbare Lebensmittelabfälle.
不要な食べ物のゴミを出す企業は最高6万ユーロの罰金が課せられる。

Supermärkte müssen Preise von bald ablaufenden Produkten senken, Restaurants und Kneipen sollen übrig gebliebenes Essen kostenlos zum Mitnehmen anbieten. (Das Ding)
スーパーマッケットは期限切れが間近の商品の価格を下げなければならないし、レストランや酒場では食べ残された食物の無料持ち帰りを提供しなければならない。



以上の記事はスペインでのことになっていますが、当地オーストリアでのわたしの体験からすると、レストランで注文したメニュー、たとえばピッツァ等が余りに大きくて食べ切れなくなったのでそのまま皿に残したまま代金を払って退席することも客としては何ら不思議でもないのでしょうが、わたしは食べ切れなかったモノはそのまま皿に残したままにはしません。

レストランとしては皿に食べ残したモノはそのまま取り下げるでしょうが、その食べ残しをどうするかといえば、そのまま残飯として即座に捨ててしまうことでしょうね。

レストランのキッチンを試しに覗いたことはありませんし、確認の仕様もありませんが、もし店主にこの食べ残しはどうするのですか、と訊いてみれば、それなりに答えが返ってくることでしょう。捨てるのですよ、と言ってくることはありえますね。豚のエサにするのですよ、と言ってくるかもしれませんね。動物の餌にするということでリサイクルされる、それだったら納得できますし、無駄ではなかったということになりますね。通常は簡単に捨ててしまうらしい。(実はですね、昔、スウェーデン滞在中にあるホテルのレストランのキッチンでアルバイトをしていたことがあったのですが、当時、客が食べ残したモノはウェイターが持ち帰って来たと同時に専用の残飯入れに直行させているのを目撃、思い出します。ウェイターにとってはちょっとした快感を覚えるような作業のようにも見て取れました。今はどうなのかは知りませんが。)


我が家の近くのレストランでピッツァを始めて注文した時、待ちに待ったピッツァがやっと運ばれてきた。
とっても大きなお皿に運ばれてきたのを見たときには本当にビックリしました。全部食べられるのだろうか。

食べきれない思いを抱きながらもゆっくりと食べ続けていました。もう限界だ、と自分に言い聞かせて食べ残すことも出来たでしょうね。
わがパートナーは食べ残しを持ち帰ることも可能ということを知っていたらしく、食べきれない残りモノをちゃんと包んで貰うように店主に頼んでいました。それがオーストリアでは普通のことのように思えました。

スペインでは持ち帰りにも料金が請求されているのでしょうか。スペインでは法律で無料にさせるということでしょうか。

スポンサーリンク