2009/12/24 06:23






ジェームズ・ボンド映画を分析する大学教授たち


ジェームズ・ボンド映画を分析する大学教授たち
04. Jun http://www.netzeitung.de/entertainment/movie/1373960.html 
週末を使って文化専門学者たちは007の課題に取り組む。英国の秘密エージェント(スパイ)に関して戦後史全般を調査をする。ひとつのことだけは既に分かっている。なぜジェームズ・ボンドは不死身なのか、その理由は至って簡単だということ。

 秘密エージェントのジェームズ・ボンドに関心があるのは映画ファンだけではない。この金曜日、ヨーロッパ、米国から65人の文化・文学専門の学者たちが集って国際ジェームズ・ボンド会議がザールブリュッケンで開催される。3日間に渡って研究者たちは以下の疑問を取り上げる。世界で一番有名なスパイはなぜ死ぬことが許されぬのか、毎回映画の中でボンドが世界を半周する理由は何なのか、9月11日のテロリストによる(ニューヨーク・ツウィンタワー)攻撃以来、ジェームズ・ボンドはいかに変わったのか。

 「自分は学者だが、50年以上の文化史をボンド映画で追う事が出来ますよ」と英国文学・文化専門のザール大学教授ヨアヒム・フレンク(ザールブリュッケン出身)は語った。今回の会議のオーガナイザーの一員でもある。

 同教授によると、世界人口の半分が少なくとも一度、ボンド映画を見ている。スパイのジェームズ・ボンドはとても大きな文化的広がりを持った世界的な現象です、と。「同映画は銀幕上のファンタジーとして第二次世界大戦後の全西洋史、そして今はますます世界の現代史を映し出しているのです」と。

テロ脅威に対抗するグローバル化したボンド
 最初の22本の映画は英国帝国の滅亡を取り扱ったものであった。それ以降は冷戦を扱っている。一方、「ボンドの世界(グローバル)化」はオイルや海域を世界的な規模で勝ち取ろうとする闘いに発展し、テロリストからの脅威にも対峙しなければならなくなった、とフレンク教授。

 既に2、30年前から007映画は学問の対象にもなっている。ザールブリュッケンではアムステル大学英文学教授であるクリストフ・リンドナーが、なぜボンドが不死身であるのかは映画から収益を上げるフランチャイズビジネスと関係があるからだとその根拠を挙げている。

ストーリの展開はますます厳しく深刻になる
 ロンドン出身のアンドリュー・リーセットはボンドの生みの親であるイアン・フレミング(1908-1964)の伝記を書き、この最も有名なスパイの「父」を紹介している。ライチェスター大学の映画学教授のジェームズ・チャップマンは初期の007小説の映画化3本と映画「カジノロワイヤル」との比較をやっている。
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 さらにはボンドの男性像も変化している。俳優のショーン・コネリーはボンドとしてたくさんの美しい女性たちと一緒になったが、ダニエル・クレーグの方は「女性に甘い良き理解者」となった。 

 敵についてのイメージさえも変化した。冷戦時代にあってはロシア人が常に敵であった。「今日にあってはアメリカ人が信頼に足る協力者であることが一度もない」と。



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