誰がそんなことを言っているのか、とちょっと関心を惹かれてしまったので、釣られてそのままこのドイツ語記事を読み続けてみたら、意外や意外、彼女だったとは全然想像だに出来ませんでした、ちょっと驚きました。このドイツ語記事の記者も多分、同じ驚きを感じたのでしょう。以下、彼女の告白報道記事にちょっとお供することにしました。
Barbra Streisand gesteht: „Ich habe mein ganzes Geld in Viagra investiert“
最近出版された自伝「My name is Barbra 私の名前はバーブラ」の中で告白している。
ところで、彼女の名前はバーバラ、バーバラだと長らく思い込んでいました。眼を凝らして読んでみると、バーバラとは読めませんよね。まあ、そんな思い違いを続けていたのは私だけかも知れませんが。でもバーバラという名前もあるということは結構知れていますから、ね。
本当の名前はこれも敢えてカタカナで書き表すと、バーブラ(英語読みで?)、またはバルブラ(ドイツ語読みで?)ですかね。
Uiii, was hat Film-Diva Barbra Streisand denn da ausgeplaudert?
Die Hollywood- und Musik-Legende verriet nun in ihren Memoiren,
dass sie ihr ganzes Vermögen in Viagra investiert hat.
Was wohl Göttergatte James Brolin dazu sagt?
ひぇえ~、映画界の女王バーブラ・シュトライサンドはその中で一体何を自ら暴露したのか。ハリウッド映画・音楽の同セレブは今、その回想録の中で、自分は全財産をヴァイアグラに注込みましたと告白している。で、ご亭主のジェームズ・ブローリンはそのことについて何と言っているのか。
日本語ではバイアグラですか、ヴァイアグラですか、本当に悩ましい限り! えっ、どっちでも良い? まあ、日本ではどっちでも良い、のかもしれませんね。
当地、ヨーロッパに於いてはどっちでも良いといった例または例外も時にはあるようですが、どっちでも良いといったスタンス、立場は実に嫌われるようですね。どちらかにしろ! と怒られそうになります、と個人的には感じさせられてしまいます。Yes か No か、その中間?みたいなってあり得ないような。
Große Liebe: Barbra Streisand und Schauspieler James Brolin sind seit 1998 verheiratet
(これはご両人のツーショット写真のキャプション、写真は出典サイトには見られますが、ここでは割愛。因みに”ツーショット”ということばは偽英語ですね、現代流行り言葉の”フェイク”ですね、ご存じでしたか)
Wie sagt schon ein Sprichwort? Es wird nicht ganz so heiß gegessen wie gekocht.
Und das trifft auch auf Barbra Streisand (81) und James Brolin (83) und
eine gerade noch in letzter Sekunde abgewendete Ehekrise zu.
Denn: Die Hollywood-Ikone hat nicht in der Apotheke ums Eck Unmengen von Viagra
für den Göttergatten gekauft, nein: Streisand hat Unsummen in Aktien investiert.
„Ich war süchtig nach Aktien und investierte alles in Viagra“, gesteht sie jetzt
in ihrer kürzlich veröffentlichten Biographie „My name is Barbra“.
(ドイツ語には)ある言い回しがあるが、それは何を言い表しているのか。"料理された如くにそんなにも熱いままで食べることはしない"。で、これはバーブラ・シュトライサンド(81)とジェームズ・ブローディン(83)に当てはまるし、ちょうど最後の瞬間で避けられた結婚危機にも当てはまる。と言うのも彼女ハリウッドの象徴は亭主のためにヴィアグラを角を曲がった所の薬局で大量に購入したのではなく、大量の金額を株に投資したのだ。「わたしは株に中毒していて全てをヴィアグラに注ぎ込んだのです」と本人は今、最近出版された伝記の中で告白している。
Es wird nicht ganz so heiß gegessen wie gekocht.
es wird nichts so heiß gegessen, wie es gekocht wird(Wiktionary)
ドイツ語文法に則って正式に表記するとこうなるということでしょうか。でも、省略できるところは省略してしまう、ようです。重複やら無駄を省く? 分かり切ったことをわざわざ繰り返すこともない? 例えば、結構お目に掛かることがある、この文、"Gesagt, getan." これだって余計な要素は取っ払ってあるようですよ、ね。
この言い回し Es wird nicht ganz so heiß gegessen wie gekocht. 文字通りに訳せましょうが、それでも文字通りの意味を表現しようとはしていないでしょうね。比喩的な表現になっていることは容易に想像できます。
その意味がドイツ語で記されています。Man stellt sich alles viel schlimmer vor, als es dann wirklich wird.
人は何でもかんでも実際よりもずっと悪くネガティブに想像してしまう。
この備忘録は伝記はとっても分厚つい。何ページあるのかちょっと調べてみたら、970ページ!
ご本人が同著を朗読しているAudioブックも序に出していますね。
„Von 1998 bis 2000 habe ich montags bis freitags von 6.30 Uhr bis 13.00 Uhr gehandelt.
Um 6.25 Uhr schon gingen meine Augen auf, ohne dass ich einen Wecker brauchte.“
Dann gab es eine Tasse heißer Schokolade und Barbra „tradete“, was das Zeug hielt –
am Schreibtisch im Bademantel. Während einige ihrer anderen Aktien-Geschäfte
den Bach hinunter gingen, war Viagra ein Volltreffer – die blauen Pillen gingen
durch die Decke und Streisand machte in wenigen Monaten 1,8 Millionen Dollar
nur mit Viagra-Aktien.
「1998年から2000年まで、月曜日から金曜日まで、午前6時半から午後1時まで取引に関わっていました。既に午前6時25分には私の目は開きました、目覚まし時計を必要としませんでした」。それから熱いチョコレートのカップが有り、バーブラはそのモノを「トレードをした」と。浴室用のマントを着込んだまま机に前に腰掛けて。彼女は他にも株取引やっていたが、そのいくつかが失敗に終わった一方、ヴァイアグラは大当たり、青色の錠剤は天井を突き破り、ヴァイアグラ株だけでシュトライサンドは2,3か月の内に180万ドルを稼いだ。
当時、その年1998年に結婚したと思ったら、早速取引開始5分前には目を覚まして、それからはほぼ6時間強、週末を除いての毎日、机の前に居座り続けて取引に没頭していたということでしたか。当時の彼女は何歳だったのでしょうか、60歳台でしょうか、ご亭主とは2歳の年齢差。
時間もありお金もあり、彼女自身のみの決定でトレードに従事していたのですね。何のためにですか。もちろん、単に儲けるためだった?
Mittlerweile geht’s die gebürtige New Yorkerin aber gemütlicher an:
„Ich spiele nicht mehr mit so hohen Summen. Nachdem ich mehrere Male
finanziell ausgebrannt wurde (ich verlor mein Hemd, mein Kleid und meine Nerven
in der Finanzkrise 2008), habe ich beschlossen, bei Anleihen zu bleiben.“
Mittlerweile==in the meantime
ausgebrannt→ausbrennen,
その間、ニューヨーク生まれのご本人は今日、以前よりも快適に過ごしている。「わたしはもうそんなにも高額の資金で遊ぶことはありません。何度か資金的に燃え尽きてしまった後(私のシャツ、私のドレス、私の神経は2008年の金融危機で失ったのです)、株にとどまっていようと心に決めたのです。」
有名人なら誰でもというわけではありませんが、そういう人たちの自伝やら伝記を読むのが私は好きです。個人的には会ったことも話したこともない人その人が直接一方的?に話し掛けてくれる。
その人についてのイメージがどんどんと膨れ上がってゆく。まるで面と向かって対話をしているような気分。
今日ではインターネット技術の発達のお陰て、ご本人が備忘録を著すだけでなく、それをご自身の地声で読んで聞かせてくれる、語ってくれる。バーブラさんもそうしています。彼女の英語はとってもはっきりとして聞きやすい。英語のヒアリング訓練には恰好モノと思います。
+++バーブラさんは歌手でもあり女優でもありますが、別のアメリカ女性歌手で過去、やたらとスキャンダル風な記事が読むことが多かったのですが、最近、彼女も自伝を出しました。
タイトルは The Womn in me (英語原書) 、そのドイツ語訳版→。この人とは誰でしょう? 既に発売から2百万部以上売り上げているそうです。
+++自伝を書く人の心境、思いとはどんなものでしょう。自分のことを正直にいわば丸裸にして書き上げる行為というは、いわば自我を捨て切った状態と言えるでしょうか。本当の自分を知ってもらいたい、といった願望の表れでしょうか。
でも書く内容には取捨選択という作業もあるのでしょうね。自分の人生について何もかも仔細に書きまくるということもあり得るのかもしれませんが、人は過去の出来事を全部はっきりと覚えているものなのでしょうか、ね。いかがですか。過去に生きていた自分を現在に蘇るようにしていわば”永世”させる。
正直に書いている、と本人は言うでしょう。読者も読みながらそう感じるかもしれません。
ウソ偽りは書いていません、と言うでしょう。書いてあることはどれもこれも真実です、事実です、と言うでしょう。
読者はそれを信じられるでしょうか、信じるでしょうか。読者としては書いてあることを信じて読み進んで行くものなのでしょうね。
読者としてはウソは読みたくはない。書き様にも依るのでしょうかね。
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