ウィーンフィルを巡っての以下の新聞記事は、別のオーストリア新聞社による、いわば続報です。
今年1月1日のウィーンフィルによる恒例ニューイヤーコンサートから、2024年10月30日現在、ほぼ11か月経過しました。
今年(2024)一月、当該オーストリア新聞社の新聞記事では女性の指揮者がいつ登場するのか、女性作曲家の作品がいつニューイヤーコンサートのプログラムに採用されるのか、といった点について長々と書かれていました。
この二つの点についての回答が以下の記事で明確にされたと言えるでしょう。
"Männerbastion" Wiener Philharmoniker bröckelt
「男の牙城」ウィーンフィルが崩れつつある
Riccardo Muti dirigiert beim Neujahrskonzert das Werk einer Komponistin;
erstmals wird eine Frau ein Abo-Konzert leiten. Kronenzeitung: Dienstag, 15. August 2024, Seite 45
リッカルド・ムーティは新年(2025年)のコンサートで、ある女性作曲家の作品を指揮する、
サブスクリプション・コンサートでは女性が初めて指揮を執る
→Die Wiener Philharmoniker residieren derzeit bei den →Salzburger Festspielen.
Rund um →den heutigen Feiertag Mariä Himmelfahrt leisten die "Wiener" einen
gewichtigen Beitrag zum diesjährigen Jubiläum anlässlich des 200. Geburtstags
der oberösterreichischen Komponisten →Anton Bruckner.
ウィーンフィルは目下、ザルツブルク音楽祭にお邪魔している。本日金曜日(2024年8月15日)は(オーストリアでは)祝日で”聖母マリアの被昇天”と称されるが、この日を巡ってウィーナ(ウィーンフィルの略称)はオバーエストライヒ出身の作曲家アントン・ブルックナーの今年生誕200年の祝祭に重要な貢献を果たす。
Stardirigent Riccardo Muti dirigiert bei seinen traditionsreichen Matineen
mit den "Wiener" im→ Großen Festspielhaus →Bruckners monströse Achte Sinfonie.
Das Konzert wird live in Ö1 übertragen. Weitere Konzerttermine gibt es am
Samstag, 17., und Sonntag, 18. August.
スター指揮者のリッカルド・ムーティはザルツブルク祝祭大劇場でウィーンフィルと一緒に本人自身の伝統的なマチネ(昼公演)でブルックナーの長大な第8交響曲を指揮する。このコンサートはラジオ局 Ö1 で実況放送される。他のコンサートの日取りとしては土曜日の8月17日、そして日曜日の8月18日がある。
Muti geht übrigens in sein 54. Jahr am Pult der "Wiener", und er wird -
dieses Geheimnis lüftete soeben - am 1. Jänner 2025 zum siebenten Mal
das Neujahrskonzert im →Musikverein leiten. Eine nächste Überraschung
wurde leider nur halb enthüllt: "Ich werde noch keinen Namen verraten,
aber wir werden dabei erstmals das Werk einer Komponistin spielen",
stellte Orchestervorstand Daniel Froschauer in Aussicht.
ところで、ムーティ自身は54年目のウィーナ指揮台に立つ、それとこの秘密を明らかにしたのだが、2025年1月1日、本人にとっては第7回目のウィーン楽友協会での新年コンサートを担当する。それともう一つのサプライズがたった今、残念ながら半分だけだが、明かにされた。「私としてはまだ名前を明かすことはしない、が我々としてはそこで初めて女性作曲家の作品を演奏することになるだろう」と同楽団の団長ダニエル・フロッシュハウア。
Die zehn Ab-Konzertprogramme der kommenden Saison liegen in den
Händen von zehn musikalischen Leitern. Neben Muti finden sich
Christian Thielemann, Franz Welser-Möst und Stammgast Zubin Mehta,
der vor 63 Jahren erstmals das Orchester dirigierte, am Pult. Erstmals
wurden auch drei Debütanten damit betraut. Und hier setzt die "Männerbastion"
eine nächste Sensation: Der litauischen Dirigentin Mirga Graziyte-Tyla wird
diese Ehre als erste Frau überhaupt zuteil. Weiters feiern Jungstar Klaus
Mäkelä oder Yannik Nezet-Seguin Abo-Debüs. Asien-Tournee der "Wiener"
wird von Andris Nelsons musikalisch geleitet.
来シーズンのサブスクリプション・コンサートプログラム10曲が、10人の音楽監督の手中にある。 ムーティの他には、クリスティアン・ティーレマン、フランツ・ヴェルザー=メスト、そしてレギュラー・ゲストのズービン・メータが指揮台に立つ。ズービン・メータは63年前に同楽団を初めて指揮した。今回初めて、3人のデビュー組も任された。 そしてここに「男の牙城」が新たなセンセーションを巻き起こす。リトアニア出身の指揮者ミルガ・グラツィエテ=タイラは、女性として初めてこの栄誉を受けた史上初の女性指揮者 である。若手スター、クラウス・マケラとヤニク・ネゼ=セガンもサブスクリプション・デビューを飾る。 アンドリス・ネルソンスは「ウィンナー」のアジア・ツアーの音楽監督を務めている。
Neujahrskonzert in Linz huldigt dem Walzerkönig
リンツでの新年(2025)コンサートはあのワルツ王にオマージュを捧げる
Schauplatz Linz: Chefdirigent Markus Poschner und das →Bruckner Orchesters
widmen ihr Neujahrskonzert im Brucknerhaus dem Walzerkönig Johann Strauß,
weil man im Jahr 2025 dessen 200. Geburtstag feiert. E. Rathenböck
舞台をリンツに移そう。主席指揮者のマルクス・ポシュナーとリンツ・ブルックナー管弦楽団はブルックナーハウスでの新年コンサートではワルツ王ヨーハン・シュトラウスに捧げる、というのも2025年はシュトラウス生誕200年を祝うからである。
毎年正月恒例のウィーンフィル・コンサート:女性指揮者の起用はいつになるのかしらん!?
PHILHARMONIKER
Wann endlich dirigiert eine Frau das Neujahrskonzert?
んまったくもう~いつになったらウィーンの新年コンサートで女性が指揮を執るのかしら?
Und wann erklingt erstmals das Werk einer Komponistin?
Alljährlich werden die Wiener Philharmoniker mit Fragen
bombardiert: Bisherige Antworten halfen dem Image nicht
Ljubiša Tošić
それに女性作曲家の作品が初めて鳴り響くのいつのことかしら? 毎年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団には問い合わせが殺到している、が今までの回答は同楽団のイメージ向上の助けにはならなかった。
そう、今年も、男性指揮者の登場が続いています、
きっぱり言い切っても多分、全然間違いではないと思います。
そうした事実があるとは一顧だにすることもなく、例年正月のテレビ画面の前に腰かけてました。
今年の休憩時間の合間に流れる映像はオーストリア国の、魅力的な観光コマーシャルでした。
今年の演奏が終了した後、このドイツ語新聞記事を目にした次第でした。
来年2025年の指揮者の名前も既に明らかになっています。
頭文字は ”R” です。来年も男性ですね、マエストロ。
☆ ☆
それはさて置き、ウィンフィルの演奏家たちは全て男性ばっかりでした。
それがある年から(いつからだったのか?)女性も演奏に参加できるように
”規則”を変更したのですね。
確かに今年だけではない、昨年だって、一昨年だって演奏者の中には女性が混じっている。
テレビの画面で疑いもなく確認出来ています。
私に限ってのことですが、オーストリア移住後はいつの間にか、
毎年のお正月、「ああ、またも新年になってしまったのか!?」と
嘆息しながらも、このウィンフィルの演奏をまずは鑑賞することにしようか、
ちょっとだけ新年気分に浸らして貰うことにしよう、とテレビの前に居座る習慣になってしまいました。
お正月のおせち料理は残念ながらもうとっくのとおに、悲しくも淋しくも、
何十年と目の前には見られなくなってしまいました。
日本の伝統的な食事は私に限っては一緒に生き延びることはもうなくなりました。
Der Tag wird kommen, an dem auch die Orchesternamen
mit der Realität gleichziehen: Dann werden sich die Berliner
Philharmoniker "Berliner Philharmoniker:innen" nennen.
Und der Edelklang, der den Globus alljährlich mit Walzern weckt,
wird sich womöglich auf "Wiener Philharmoniker:innen"
umgetauft haben. Mittlerweile sind 22 Instrumentalistinnen
fixer Teil des etwa 150 Mitglieder zählenden, weltweit reisenden
Orchesters, das zugleich an der Staatsoper für Niveau sorgt.
その日はやってくるでしょう。その日にはオーケストラ自体の名称も現実とマッチさせることでしょう。そうなるとベルリン男性交響楽団は 「ベルリン男女混成交響楽団」と呼ばれるでしょうね。それに、そのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の高貴な演奏はワルツのリズムと一緒に毎年地球全体を覚醒させるし、可能ならば 「ウィーン男女混成交響楽団」といった風に名称変更に落ち着くことでしょうね。今となってはほぼ150名と数え上げられる全楽団員のうち女性演奏家22名が確固とした構成員をなし、世界中を旅するオーケストラとなっています。と同時にこのオーケストラはウィーン国立歌劇場を受け持ちそのレベルの高さを提供しています。
Der Tag その日とは? 言わずもながですよ、ね。いつでしょうか、興味津々。
次!
まあ、良く調べ上げておりますね。
それがジャーナリストと呼ばれる人たちの特技の一つでもあるようですね。
昨今は investigative journalism と言われるようになってきています。
楽団員は何名いるのでしょうか、そのうち女性演奏家は何人いるのでしょうか。
この私がそんな質問を受けたしても即座には全然答えられませんが、
このドイツ語新聞記事の記者(因みに、この記者は男性? 女性?
私は女性ではないかと踏んでいますが、)、この方はちゃんと知っているので
親切にも我々読者にその情報を提供してくれています。
数字は間違っていないことでしょう。
そういうことで楽団員の中には男性しか見いだされないじゃないか!!
といった今までの”非難”やら”偏見”やらを打ち破っていることは確かですね。
Es könnte bei den Wienern aber am längsten dauern.
Peinlich spät, nämlich erst 1997, und nicht unwesentlich
bedingt durch Boykottaufrufe in den USA, öffnete man sich
für Musikerinnen.
だが、ウィーン子たちにあっては一番長く時間がかかると考えられるかも。気まずくも遅かった、つまり1997年になって初めて女性音楽家たちへの道が開かれたのですが、それは米国での、その無意味ではない条件付きボイコット要求の叫びを介してであったのです。
Langsam scheint man sich bei akuten Fragen zu bewegen,
die über das Orchester stets um den Jahreswechsel
hereinbrechen. Es entsteht der Eindruck, man reagiere nur,
wenn der äußere Druck ungemütlich hoch wird.
am längsten== the longest
unwesentlich==insignificant
hereinbrechen= brechen und nach innen fallen;
übertragen, unpersönlich: überraschend und unerwartet geschehen/beginnen
同オーケストラの常として、年の変わり目には急を要する問題が降りかかる、そうするとそれらの問題にゆっくりと対応し始めるようなのだ。外からの圧力が不快にも強くなる時だけに反応するのだろうといった印象がそこには生まれている。
Wenn der Dirigent will
男性指揮者が欲するならば、、、
Bei der Pressekonferenz zum
diesjährigen Neujahrskonzert wurde es wieder seltsam:
Als die Frage aufkam, warum nicht endlich Stücke von
Komponistinnen Einzug ins Programm fänden,
meinte Orchestervorstand Daniel Froschauer,
da gebe es keine grundsätzlichen Vorbehalte.
Nur sei man "noch nicht so weit", man schaue sich
"das Repertoire aber an". Dann entfleuchte ihm aber
noch ein missverständlicher Satz: Das Ganze sei
keine Genderfrage – "sondern eine der Qualität".
entfleuchte→ entfleuhen== to escape
Repertoire ==repertoire
今年2024年の新年コンサートの記者会見はまたも奇妙なこととなった。どうして女性作曲家の作品がコンサートプログラムの中には見いだされないのか、という質問が持ち上がった時、同オーケストラ楽団長のダニエル・フロシャワー氏はこう答えた。根本的言って何らの留保は存在しない、と。「そうなる(女性指揮者の登場のこと、訳者)までには時が満ちていない」、「でも、レパートリを」探し求めているところだ」と。ところが、その後でもっと誤解を招く一文が本人の口から洩れた。全ては男女の性別云々といった問題なのではなく、「クオリティの問題なのです」と。
Als Subbotschaft blieb übrig, es gäbe
keine gehaltvollen Stücke von Komponistinnen.
Tatsächlich aber ist man dabei, die Frauenstückquote,
die bei null Prozent liegt, zu verbessern. Animiert durch
die in diesem Bereich sehr engagierte und forschende
Journalistin Irene Suchy ist man wohl dabei, Material zu studieren.
"Ich habe Froschauer Infos zu Komponistinnen mitgebracht und
auch mitgeteilt, wo die Noten zu finden sind. Er meinte:
Eventuell gebe es 2026 beim Neujahrskonzert eine Komponistin –
wenn der Dirigent es denn will!", sagt Suchy.
Subbotschaft==submassage (telecommunications) A message that makes up part of another message.
blieb übrig → übrigbleiben == (als Rest) noch da sein;
in der Wendung: nichts anderes übrigbleiben, als: keine weitere Möglichkeit haben, als
gehaltvoll= reich an bestimmten (wünschenswerten) Stoffen, substantial
man ist debei
サブメッセージとして残ったこととは、女性作曲家による作品はないということだ。確かに女性の作品の割合は目下ゼロパーセント、でもそれを改善する過程にはある。この分野では特に献身的なリサーチジャーナリストのイレーネ・ズーチさんにインスパイアされて、今は作品の研究は順調に進んでいる。「わたしはフロシャワー氏からの情報を女性作曲家たちに持ち込みましたし、同時に楽譜はどこで見出せるものかも伝えました」と。フロシャワー氏が仰ったことですが、2026年のニューイヤーコンサートに女性作曲家が登場するかもしれない 、尤も担当の指揮者がそれを望むならば、という条件付で」とズーチさんの言。
女性作曲家の作品が取り上げられることだけでなく、女性指揮者についても言及が続いていますね。さて、この段落では、2026年のニューイヤーコンサートではもしかしたら女性指揮者の登場があるかも、と仄めかされていますね。
Es gab da was ...
昔々、何々があった、、、
Wenn es ein bisschen schneller geht?
Wenn Riccardo Muti ein mögliches Stück gefällt? Wird es dann –
für die Großbesetzung arrangiert – wundersamerweise womöglich
schon beim Neujahrskonzert 2025 das Stück einer Komponistin geben?
wundersamerweise == miraculously
もうちょっと早く進捗しないのかしらねえ。リカルド・ムーティにとって気に入る曲があるとしたらどうなのかしら? そうしたら大交響楽団用にアレンジした楽曲で、奇跡的にすでに(来年)2025年のニューイヤーコンサートでは女性作曲家の作品がお目見えかしら?
Ein Besuch beim 1. Wiener Neujahrskonzert der Komponistinnen
im Ehrbar-Saal, das nur Werke von Frauen präsentierte, hätte
die philharmonische Repertoirerecherche bereits am heurigen
Neujahrstag (terminlich günstig erst um 17 Uhr) akustisch
vertiefen können.
エーアバールホールでの第一回女性作曲家ウィーンニューイヤーコンサートを訪れたとしたならば、フィルハーモニのレパートリ研究を音響的に深められたことが出来たであろう。
Das Ensemble F interpretierte Stücke von Gisela Frankl,
die auch für das Frauenwahlrecht kämpfte.
Dazu erklang Musik von Josephine Amann-Weinlich, die
das erste europäische Frauenorchester leitete, wie auch
Miniaturen von Constanze Geiger, Clara Schumann und
Leopoldine Blahetka gegeben wurden.
Ensemble F == Ensemble F was founded by Miho Fukui in 2009.
It is mainly comprised of graduates of the Schola Cantorum Basiliensis (Basel)
and focuses on the performance of Vivaldi's Concertos on historical instruments.
Josephine Amann-Weinlich> https://www.geschichtewiki.wien.gv.at/Josefine_Amann-Weinlich
die Miniaturen (複数形)→ die Miniatur(単数形)==
アンサンブルFは 女性参政権のために戦ったギゼラ・フランクルによる作品を解釈した。それに加えて、ヨーロッパで初めて女性オーケストラを指揮したのジョゼフィーネ・アマンヴァインリッヒの音楽、それにコンスタンツェ・ガイガーやクララ・、シューマンそしてレオポルディーネ・ブラエトカの小曲も演奏された。
Im Windschatten des Repertoirethemas und
der schon traditionellen Debatte über die Spielbarkeit des Radetzky-Marschs
stellte sich auch die Frage, wann endlich eine Dirigentin das Neujahrskonzert
leiten würde.
レパートリーというテーマとラデツキー行進曲の演奏可能性に関する伝統的な議論の流れの中で、次のような質問も出た。女性指揮者がニューイヤー・コンサートを指揮するのはいつになるのだろうか、という疑問である。
列車内の忘れ物、オーストリアはオーバーオーストリア州に限って、ですが
列車の中に何をかを忘れ物してしまったことがありますでしょうか。
わたしはあります。今でも思い出すとちょっと自分の不甲斐なさを感じてしまいます。
ドイツ発の国際列車に乗っていたのです。オーストリアを経由していわゆる旧東ヨーロッパのある国の終点までへと予定通り走り続けていたに違いない。国際列車でしたが、ドイツ国内だけでの移動、しばらくしたら途中下車するつもりでしたから。それは確かOsnabrückという駅 だったかと思います。
乗車後、車内、自由席を窓際に目敏く見つけて直ぐに腰かけた。安心して、上着を脱いで軽快気分になり、それを窓際のフックにふっ掛けた。目的の駅まではまだ十分時間があると余裕綽綽。列車が途中でゆっくりと停止する、そして暫くするとまたゆっくりと発車する、そんな繰り返しを腰かけたまま全身で何度か、二度、三度感じていた。ここは何という駅だろう、と窓外を見たら、あれっまっ! 目的地の駅じゃないか! と急に発見。そこで慌てた。泡を食った。非常に慌てながら急遽、単身、身軽に下車した。プラットフォームに降りたのは私だけか!?
プラットフォームに無事降りられて安心したと思いきや急に我に返った。
しまった! 上着を窓際に掛けたまま忘れて降りて来てしまったのだ。
どうしよう、どうしようか? どうする? どうするのか?
列車はもう先へと行ってしまった。追いかけようとしても追いつけない。どうしよう? どうしたら良いのか。
とても泡を食ってしまっていた。動転している自分を感じていた。そこに一人唖然と突っ立って不安は隠せない、が周りには誰もいない。
しばらくしたら、これは幸いとプラットフォームに駅員さんを発見した。駆け寄って助けを求めた。事情説明を試みた。興奮しながらも我が
拙いドイツ語で全身全霊を動員して意思疎通を心試みていた。
通じたのか、通じてないのか、私が求めることが了解出来たのだろうか。
駅員さんはどうしようもないといった消極的な反応振りしか見せない。
あの列車の中にジャケットを置き忘れてきてしまったのですよ!!
どうしたら良いのですか!?
どうしようもないということは我ながら薄々もう分かって来てしまっていた。
諦められない、でも諦めるしかないのだ。当該の座席にやってきた誰かは持ち主なしのジャッケトを発見して、多分、ホックから外しそのま
ま持って行ってしまうことだろう。
駅の外、上着なし、ワイシャツ姿で意気消沈、市内中心へととぼとぼと重い足取りで歩いて行った。
残念、悔しい。どうしたら取り戻せるのだろうか、列車は終点駅までへと今も進行中、戻って来ることはあり得ない、それは日よ見るよりも明らか。何の手の施しようがないと自分を納得させるしかなかった。無い無い尽くしであった。
実はジャケットの内ポケットの中には結婚を予定している彼女の笑顔カラー写真一枚が大事そうに収まっているのだ。それがジャケットと一緒に目の前から消えてしまった。まるで彼女を失ってしまったかのような気分、自分の所為で写真を紛失してしまったとは口が滑っても言えないと思い続けていた。
わたしはあります。今でも思い出すとちょっと自分の不甲斐なさを感じてしまいます。
ドイツ発の国際列車に乗っていたのです。オーストリアを経由していわゆる旧東ヨーロッパのある国の終点までへと予定通り走り続けていたに違いない。国際列車でしたが、ドイツ国内だけでの移動、しばらくしたら途中下車するつもりでしたから。それは確かOsnabrückという駅 だったかと思います。
乗車後、車内、自由席を窓際に目敏く見つけて直ぐに腰かけた。安心して、上着を脱いで軽快気分になり、それを窓際のフックにふっ掛けた。目的の駅まではまだ十分時間があると余裕綽綽。列車が途中でゆっくりと停止する、そして暫くするとまたゆっくりと発車する、そんな繰り返しを腰かけたまま全身で何度か、二度、三度感じていた。ここは何という駅だろう、と窓外を見たら、あれっまっ! 目的地の駅じゃないか! と急に発見。そこで慌てた。泡を食った。非常に慌てながら急遽、単身、身軽に下車した。プラットフォームに降りたのは私だけか!?
プラットフォームに無事降りられて安心したと思いきや急に我に返った。
しまった! 上着を窓際に掛けたまま忘れて降りて来てしまったのだ。
どうしよう、どうしようか? どうする? どうするのか?
列車はもう先へと行ってしまった。追いかけようとしても追いつけない。どうしよう? どうしたら良いのか。
とても泡を食ってしまっていた。動転している自分を感じていた。そこに一人唖然と突っ立って不安は隠せない、が周りには誰もいない。
しばらくしたら、これは幸いとプラットフォームに駅員さんを発見した。駆け寄って助けを求めた。事情説明を試みた。興奮しながらも我が
拙いドイツ語で全身全霊を動員して意思疎通を心試みていた。
通じたのか、通じてないのか、私が求めることが了解出来たのだろうか。
駅員さんはどうしようもないといった消極的な反応振りしか見せない。
あの列車の中にジャケットを置き忘れてきてしまったのですよ!!
どうしたら良いのですか!?
どうしようもないということは我ながら薄々もう分かって来てしまっていた。
諦められない、でも諦めるしかないのだ。当該の座席にやってきた誰かは持ち主なしのジャッケトを発見して、多分、ホックから外しそのま
ま持って行ってしまうことだろう。
駅の外、上着なし、ワイシャツ姿で意気消沈、市内中心へととぼとぼと重い足取りで歩いて行った。
残念、悔しい。どうしたら取り戻せるのだろうか、列車は終点駅までへと今も進行中、戻って来ることはあり得ない、それは日よ見るよりも明らか。何の手の施しようがないと自分を納得させるしかなかった。無い無い尽くしであった。
実はジャケットの内ポケットの中には結婚を予定している彼女の笑顔カラー写真一枚が大事そうに収まっているのだ。それがジャケットと一緒に目の前から消えてしまった。まるで彼女を失ってしまったかのような気分、自分の所為で写真を紛失してしまったとは口が滑っても言えないと思い続けていた。
オーストリア、世界で一番非友好的な国"だ、と調査結果
世界一番の非友好国? それはまたぞろオーストリアだ
Österreich ist erneut unfreundlichstes Land der Welt
https://www.diepresse.com/13442404/oesterreich-ist-erneut-unfreundlichstes-land-der-welt?ref=reco_a_ga
„Es fehlt den Österreichern ein bisschen an Wärme“, gab eine Befragte bei der Studie an.
Die Presse/Clemens Fabry 11.07.2023 um 09:00
「オーストリアの人たちには温かみがちょっと欠けているわよね」とアンケート調査で質問を受けたある一女性の答え。
Erneut bewerten ausländische Arbeitskräfte Österreich
als unfreundlichstes Land. Gleichzeitig schätzen sie die Lebensqualität als ausgezeichnet
ein. Das Fazit: „schön einsam“.
外国人労働者たちがまたもオーストリアは一番非友好的な国だと評価している。と同時に生活の質は素晴らしいと見ている。
要するに(オーストリアは)「かなりさびしい」
Aus Sicht ausländischer Arbeitskräfte (Expats) ist niemand
unfreundlicher als die Österreicherinnen und Österreicher -
das besagt erneut die Erhebung des Expat-Netzwerks
„InterNations“. Gleichzeitig schätzten die Befragten
die Lebensqualität hierzulande in vielen Bereichen
ausgezeichnet ein. „Schön einsam“ lautet insgesamt
das Fazit für Österreich in der „Expat Insider Studie 2023“(ホームページ), die die Zufriedenheit von Expats
mit den Ländern ermittelt hat, in denen sie beschäftigt sind.
外国人労働者の観点からするとオーストリア国の男性や女性ほど非友好的な人たちはいない。と外国人ネットワーク「InterNation」がまたも指摘している。と同時にオーストリア国での生活の質は多くの分野で素晴らしいものだと評価している。「かなりさびしい」とオーストリアについては「エクスパットインサイダー研究2023年版」が総括。この研究はエクスパットが働いている国々での満足度を調べ上げている。
Bei der „Eingewöhnung im Land“ liegt Österreich mit Platz 52
von insgesamt 53 Staaten lediglich vor Kuwait.
Bei „Freundlichkeit“, eine der Subkategorien
für die Eingewöhnung, ist die Alpenrepublik
sogar Schlusslicht. „Es fehlt den Österreichern
ein bisschen an Wärme“, wird eine Spanierin zitiert.
Andere Expats beklagen die Schwierigkeit, Freunde
oder „überhaupt neue Leute kennenzulernen“.
「その国に溶け込む」というカテゴリーではオーストリア国は全53ケ国中で第52位、つまり最下位の、クウェイト国の一つ前である。「その国に溶け込む」のサブカテゴリー「友好性」についてはこのアルプスの国は一番ビリでさえもある。「オーストリア国の人たちにはちょっと暖かさが欠けています」と、あるスペイン女性の言葉が引用されている。別のエクスパットは「(オーストリアでは)友人、または新たに人と知り合うこと」の難しさに文句がある。
Transport top, Klima und Gesundheit solide
交通機関はトップ、気候と健康は堅実
Allerdings punkten wir beim Lebensstandard und
schaffen somit den 42. Platz im Gesamtranking.
Vor allem das österreichische Transportwesen -
laut Expat-Studie das viertbeste im Ranking -
glänzt bei den Befragten. „Umwelt und Klima“
schlittern mit Platz sechs nur knapp an der Spitze
vorbei, das Gesundheitswesen rangiert solide
auf Platz acht.
Nichtsdestotrotz gab es Einbußen. Denn im Vorjahr
befand sich Österreich bei „Reisen und Verkehr“
sowie „Gesundheit und Wohlbefinden“ in den
internationalen Top Drei, wodurch es -
trotz Unfreundlichkeit - noch den Gesamtrang 24 schaffte.
それでもオーストリアは「生活の質」というカテゴリーでは得点を得ていて全ランキング中、42位である。特にオーストリアの「交通機関」、エクスパット調査によるとランキングは第4位で、質問を受けた人たちの間では輝いている。「環境と気候」カテゴリーでは第6位でトップを辛くも逃している。「健康制度」では堅く第8位だ。それでも失点があった。というのも前年、オーストリアは「旅行と交通」及び「健康と福祉」のカテゴリーでは国際的にトップスリーにあったのだから。非友好的であったにも拘らず。総合ランキングで第24位だった。
Das attraktivste Land für Expats ist der Studie zufolge Mexiko.
Deren Bewohner zeigen sich gegenüber Ausländern
weltweit am freundlichsten, aber auch Aspekte wie Wohnungsmarkt
und Gehälter fahren Top-Wertungen ein. Spanien landet auf dem
zweiten Platz im Gesamtranking, danach folgen Panama, Malaysia und Taiwan.
Erst auf Platz zehn befindet sich mit Portugal das nächste europäische Land.
同アンケート調査によると、エクスパットにとって一番魅力的な国、それはメキシコである。同国の住民は外国人に対して世界中で最も友好的であると示す、それに住居市場や給料といった側面でもトップである。スペインは全ランキング中、第2位になっている、その次がパナマ、マレーシアそして台湾と続く。やっと10位に別のヨーロッパの国がリストに上がっている。
(訳者のひとりごと。。やっと10位にヨーロッパの国がラインクインしている? どこの国だろう。想像が付きますか。
で、日本はどうなのだろうか!? 結構外国人労働者が滞在している印象を持っていますが)
Deutschland und Schweiz ähnlich unfreundlich
ドイツもこいつもスイスも似たり寄ったりの非友好的な国
Bei Freundlichkeit und Willkommenskultur zeigt sich
der ganze Dach-Raum (Deutschland, Österreich,
Schweiz) ähnlich schlecht gelaunt. Deutschland ist
bei der Eingewöhnung von Expats mit Rang 50
nur zwei Plätze besser als Österreich, die Schweiz
kommt auf Platz 47. Allerdings kann sich
die Eidgenossenschaft durch hohe Lebensqualität
sowie Arbeitszufriedenheit auf Platz 23
in der Gesamtliste retten. Die Deutschen
aber belegen bei den sogenannten „Expat Essentials“
(wie Wohnen oder digitale Infrastruktur)
den letzten Platz. Somit fallen unsere nördlichen Nachbarn
sogar unter die fünf schlechtesten Staaten für ausländische
Arbeiter. Nach Deutschland (49.) bilden Südkorea,
die Türkei, Norwegen und Kuwait das Ende der Skala.
Auch Italien rangiert nur auf Platz 47, vor allem
wegen großer Unzufriedenheit bei Karrierechancen und
Arbeitsmarkt.
der ganze Dach-Raum (Deutschland, Österreich, Schweiz)、
この”Dach-Raum”とは何だろうか!? と最初(私は)思いました。
Dach? ”屋根” 'oberer Abschluß eines Gebäudes' を指しているのか、と。で、”Dach-Raum” とは ”屋根用のスペース” のことか、ってどう言うことなのか。まったくチンプンカンプン。何らかの比喩的な単語表現になっているのかな、とも思った。
まあ、知らないから色々と勝手に想像逞しうして辻褄が合うように解釈するのですが、そう、自分なりの勘を働かせてこの知らない素人が知ろうとする。ところが種明かしを読んで見れば、一度分かってしまえば、成程、成程、とあっけなくも納得してしまうのでした。まるでクイズ解きみたいだ。
この単語 Dach はヨーロッパドイツ語圏の三国名の頭文字をくっつけ合わせたものだそうですよ。ご存知でしたか。尤も、本文中に括弧で括って何のことか良く見れば示されていますよ、ね。
「フレンドリーであり歓迎的な文化」というカテゴリーではヨーロッパドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)は似たように機嫌がよろしくないと表示されている。つまり、「エクスパットの順応」というカテゴリーではドイツは50位、オーストリアよりも2ランキング上、スイスは47位だ。しかしならが高度の生活水準及び仕事の満足度を合わせてみると同三ケ国は全体ランキングでは23位で救われている。ドイツ人たちはいわゆる「エクスパットの必須項目(例えば、住居またはデジタルインフラ)」という面では最下位だ。ということで我が(オーストリアから見て)北方の隣国は外国労働者たちにとって最も酷い国5ケ国の仲間入りをしている。ドイツ(49位)の次には韓国、トルコ、ノルウェー、そしてクウェートがランクの最下位を飾っている。イタリアもたったの47位にランクしている、というのもキャリアアップと労働市場で不満が大きいからだ。
ドイツ国の住居状況については私もよく読んだりしますが、大都市、例えばミュンヘンにあっては結構宜しくない、ということですね。
Bei der „Expat Insider Studie 2023“ handelt es sich
um die inzwischen zehnte Ausgabe des Rankings,
die das Münchner Unternehmen „InterNations“
seit 2014 durchgeführt hat.
Neunmal lag Österreich bei der „Eingewöhnung im Land“ unter den zehn Letztplatzierten.
Zuletzt musste sich auch Wien im „Expat City Ranking 2022“
(ebenfalls von „InterNations“) den unrühmlichen Titel der
unfreundlichsten Stadt gefallen lassen. Für die diesjährige „Expat Insider Studie“
wurden Daten von rund 12.000 Expats aus 172 Staaten eingeholt. (APA)
2014年以来ミュンヘンの「InterNartion」社が調査を続けているが、「エクスパット・インサイダー調査2023年」のランキング発表は今回で10回めだ。オーストリアは「その国に溶け込む」というカテゴリーでは9回、最下位の10国の一つに位置した。つい最近、首都のウィーンは「エクスパットの都市ランキング2022年版」(InterNationsでも同様)では最も非友好的な都市に陥らざるを得なかった。今年の「エクスパット・インサイダー研究」では172ケ国から一万2千人のエクスパットのデータが得られている。
Frau Komachi empfiehlt ein Buch (日本語小説ベストセラーのドイツ語翻訳本)
Österreich ist erneut unfreundlichstes Land der Welt
https://www.diepresse.com/13442404/oesterreich-ist-erneut-unfreundlichstes-land-der-welt?ref=reco_a_ga
„Es fehlt den Österreichern ein bisschen an Wärme“, gab eine Befragte bei der Studie an.
Die Presse/Clemens Fabry 11.07.2023 um 09:00
「オーストリアの人たちには温かみがちょっと欠けているわよね」とアンケート調査で質問を受けたある一女性の答え。
Erneut bewerten ausländische Arbeitskräfte Österreich
als unfreundlichstes Land. Gleichzeitig schätzen sie die Lebensqualität als ausgezeichnet
ein. Das Fazit: „schön einsam“.
外国人労働者たちがまたもオーストリアは一番非友好的な国だと評価している。と同時に生活の質は素晴らしいと見ている。
要するに(オーストリアは)「かなりさびしい」
Aus Sicht ausländischer Arbeitskräfte (Expats) ist niemand
unfreundlicher als die Österreicherinnen und Österreicher -
das besagt erneut die Erhebung des Expat-Netzwerks
„InterNations“. Gleichzeitig schätzten die Befragten
die Lebensqualität hierzulande in vielen Bereichen
ausgezeichnet ein. „Schön einsam“ lautet insgesamt
das Fazit für Österreich in der „Expat Insider Studie 2023“(ホームページ), die die Zufriedenheit von Expats
mit den Ländern ermittelt hat, in denen sie beschäftigt sind.
外国人労働者の観点からするとオーストリア国の男性や女性ほど非友好的な人たちはいない。と外国人ネットワーク「InterNation」がまたも指摘している。と同時にオーストリア国での生活の質は多くの分野で素晴らしいものだと評価している。「かなりさびしい」とオーストリアについては「エクスパットインサイダー研究2023年版」が総括。この研究はエクスパットが働いている国々での満足度を調べ上げている。
Bei der „Eingewöhnung im Land“ liegt Österreich mit Platz 52
von insgesamt 53 Staaten lediglich vor Kuwait.
Bei „Freundlichkeit“, eine der Subkategorien
für die Eingewöhnung, ist die Alpenrepublik
sogar Schlusslicht. „Es fehlt den Österreichern
ein bisschen an Wärme“, wird eine Spanierin zitiert.
Andere Expats beklagen die Schwierigkeit, Freunde
oder „überhaupt neue Leute kennenzulernen“.
「その国に溶け込む」というカテゴリーではオーストリア国は全53ケ国中で第52位、つまり最下位の、クウェイト国の一つ前である。「その国に溶け込む」のサブカテゴリー「友好性」についてはこのアルプスの国は一番ビリでさえもある。「オーストリア国の人たちにはちょっと暖かさが欠けています」と、あるスペイン女性の言葉が引用されている。別のエクスパットは「(オーストリアでは)友人、または新たに人と知り合うこと」の難しさに文句がある。
Transport top, Klima und Gesundheit solide
交通機関はトップ、気候と健康は堅実
Allerdings punkten wir beim Lebensstandard und
schaffen somit den 42. Platz im Gesamtranking.
Vor allem das österreichische Transportwesen -
laut Expat-Studie das viertbeste im Ranking -
glänzt bei den Befragten. „Umwelt und Klima“
schlittern mit Platz sechs nur knapp an der Spitze
vorbei, das Gesundheitswesen rangiert solide
auf Platz acht.
Nichtsdestotrotz gab es Einbußen. Denn im Vorjahr
befand sich Österreich bei „Reisen und Verkehr“
sowie „Gesundheit und Wohlbefinden“ in den
internationalen Top Drei, wodurch es -
trotz Unfreundlichkeit - noch den Gesamtrang 24 schaffte.
それでもオーストリアは「生活の質」というカテゴリーでは得点を得ていて全ランキング中、42位である。特にオーストリアの「交通機関」、エクスパット調査によるとランキングは第4位で、質問を受けた人たちの間では輝いている。「環境と気候」カテゴリーでは第6位でトップを辛くも逃している。「健康制度」では堅く第8位だ。それでも失点があった。というのも前年、オーストリアは「旅行と交通」及び「健康と福祉」のカテゴリーでは国際的にトップスリーにあったのだから。非友好的であったにも拘らず。総合ランキングで第24位だった。
Das attraktivste Land für Expats ist der Studie zufolge Mexiko.
Deren Bewohner zeigen sich gegenüber Ausländern
weltweit am freundlichsten, aber auch Aspekte wie Wohnungsmarkt
und Gehälter fahren Top-Wertungen ein. Spanien landet auf dem
zweiten Platz im Gesamtranking, danach folgen Panama, Malaysia und Taiwan.
Erst auf Platz zehn befindet sich mit Portugal das nächste europäische Land.
同アンケート調査によると、エクスパットにとって一番魅力的な国、それはメキシコである。同国の住民は外国人に対して世界中で最も友好的であると示す、それに住居市場や給料といった側面でもトップである。スペインは全ランキング中、第2位になっている、その次がパナマ、マレーシアそして台湾と続く。やっと10位に別のヨーロッパの国がリストに上がっている。
(訳者のひとりごと。。やっと10位にヨーロッパの国がラインクインしている? どこの国だろう。想像が付きますか。
で、日本はどうなのだろうか!? 結構外国人労働者が滞在している印象を持っていますが)
Deutschland und Schweiz ähnlich unfreundlich
ドイツも
Bei Freundlichkeit und Willkommenskultur zeigt sich
der ganze Dach-Raum (Deutschland, Österreich,
Schweiz) ähnlich schlecht gelaunt. Deutschland ist
bei der Eingewöhnung von Expats mit Rang 50
nur zwei Plätze besser als Österreich, die Schweiz
kommt auf Platz 47. Allerdings kann sich
die Eidgenossenschaft durch hohe Lebensqualität
sowie Arbeitszufriedenheit auf Platz 23
in der Gesamtliste retten. Die Deutschen
aber belegen bei den sogenannten „Expat Essentials“
(wie Wohnen oder digitale Infrastruktur)
den letzten Platz. Somit fallen unsere nördlichen Nachbarn
sogar unter die fünf schlechtesten Staaten für ausländische
Arbeiter. Nach Deutschland (49.) bilden Südkorea,
die Türkei, Norwegen und Kuwait das Ende der Skala.
Auch Italien rangiert nur auf Platz 47, vor allem
wegen großer Unzufriedenheit bei Karrierechancen und
Arbeitsmarkt.
der ganze Dach-Raum (Deutschland, Österreich, Schweiz)、
この”Dach-Raum”とは何だろうか!? と最初(私は)思いました。
Dach? ”屋根” 'oberer Abschluß eines Gebäudes' を指しているのか、と。で、”Dach-Raum” とは ”屋根用のスペース” のことか、ってどう言うことなのか。まったくチンプンカンプン。何らかの比喩的な単語表現になっているのかな、とも思った。
まあ、知らないから色々と勝手に想像逞しうして辻褄が合うように解釈するのですが、そう、自分なりの勘を働かせてこの知らない素人が知ろうとする。ところが種明かしを読んで見れば、一度分かってしまえば、成程、成程、とあっけなくも納得してしまうのでした。まるでクイズ解きみたいだ。
この単語 Dach はヨーロッパドイツ語圏の三国名の頭文字をくっつけ合わせたものだそうですよ。ご存知でしたか。尤も、本文中に括弧で括って何のことか良く見れば示されていますよ、ね。
「フレンドリーであり歓迎的な文化」というカテゴリーではヨーロッパドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)は似たように機嫌がよろしくないと表示されている。つまり、「エクスパットの順応」というカテゴリーではドイツは50位、オーストリアよりも2ランキング上、スイスは47位だ。しかしならが高度の生活水準及び仕事の満足度を合わせてみると同三ケ国は全体ランキングでは23位で救われている。ドイツ人たちはいわゆる「エクスパットの必須項目(例えば、住居またはデジタルインフラ)」という面では最下位だ。ということで我が(オーストリアから見て)北方の隣国は外国労働者たちにとって最も酷い国5ケ国の仲間入りをしている。ドイツ(49位)の次には韓国、トルコ、ノルウェー、そしてクウェートがランクの最下位を飾っている。イタリアもたったの47位にランクしている、というのもキャリアアップと労働市場で不満が大きいからだ。
ドイツ国の住居状況については私もよく読んだりしますが、大都市、例えばミュンヘンにあっては結構宜しくない、ということですね。
Bei der „Expat Insider Studie 2023“ handelt es sich
um die inzwischen zehnte Ausgabe des Rankings,
die das Münchner Unternehmen „InterNations“
seit 2014 durchgeführt hat.
Neunmal lag Österreich bei der „Eingewöhnung im Land“ unter den zehn Letztplatzierten.
Zuletzt musste sich auch Wien im „Expat City Ranking 2022“
(ebenfalls von „InterNations“) den unrühmlichen Titel der
unfreundlichsten Stadt gefallen lassen. Für die diesjährige „Expat Insider Studie“
wurden Daten von rund 12.000 Expats aus 172 Staaten eingeholt. (APA)
2014年以来ミュンヘンの「InterNartion」社が調査を続けているが、「エクスパット・インサイダー調査2023年」のランキング発表は今回で10回めだ。オーストリアは「その国に溶け込む」というカテゴリーでは9回、最下位の10国の一つに位置した。つい最近、首都のウィーンは「エクスパットの都市ランキング2022年版」(InterNationsでも同様)では最も非友好的な都市に陥らざるを得なかった。今年の「エクスパット・インサイダー研究」では172ケ国から一万2千人のエクスパットのデータが得られている。
Frau Komachi empfiehlt ein Buch (日本語小説ベストセラーのドイツ語翻訳本)
ウィーン発:おしっこ革命、女性用小便器が初お目見え
Pipi-Revolution: Frauen-Urinal feiert am Popfest Premiere
おしっこ革命、女性用小便器がポップミュージックフェスティバルで初演を祝う
https://www.weekend.at/bundesland/wien/missoir-frauen-urinal-feiert-am-popfest-premiere
Popfest とはなんでしょう!?
一言で言えば、オーストリアはウィーン市内でのミュージックフェスティバル。
28.07.2023 UM 11:57, PATRICK DEUTSCH
Endlich pinkeln wie die Männer: Eine Erfindung
aus Niederösterreich soll die Revolution des weiblichen
Toilettengangs sein. Härtetest am Popfest.
やっとのことで男性たちのようにおしっこをする。オーストリアはニーダーエストライヒ州からのある発明は女性たちのトイレ利用に革命を齎すものとなろう。ポップミュージカルフェスティバルで今、厳しいテスト。
Am stillen Örtchen sind alle Menschen gleich, möchte man meinen.
Weit gefehlt. Vor allem beim "kleinen Geschäft" zeigt sich
eine gewisse Geschlechter-Ungerechtigkeit deutlich.
Während sich Männer schnell am Pissoir – oder illegalerweise
an einem Baum – erleichtern, müssen Frauen allzu oft in langen
Schlangen vor den Toiletten warten.
Wenn es nach der niederösterreichischen Firma Öklo geht,
soll damit aber Schluss sein.
静かな小屋(何を指していることなのかは言わずもなが、でしょう? 訳者コメント)にあっては誰もが平等である、と考えたいものだ。当たってない。ことに「小さなビジネス」にあってはある種の性別的不平等が明らかになる。男性たちは小便器のところで素早く、または違法ではあるが、木に向かって用を足すが、女性たちはしばしばトイレの前、長い列に並んで待たなければならない。ニーダーエストライヒ州の、Öklo 社によると、こんなことはもう起こらないようだ。
確かに、観劇で、コンサート会場で、リンツ市内のミュージック劇場やブルックナーハウスでの私の体験ではいつも見る風景でした。休憩時間にはドリンクを注文して暫しの時間を友人やら知り合いと飲みながら歓談している風景が出現するのが普通ですが、休憩時間中のトイレの前、特に女性用トイレの前では女性たちの長い列が出現するのも普通と言えます。男性用トイレのドアーの前にはそうした長い列が作られるのはほとんど稀。
そんな風景を見ながら私はよく思ったものです。女性用トイレをもっ多く作ったらどうなのだろうか、と素人の思いを持つことがしばしば。尤も、時々、急を要するのか、我慢出来ないのか、多分そうでしょう、男性用トイレにゆっくりと駆け込んで行く女性、まあ、結構お年を召している方と言えましょうか、果敢にも、勇敢にもトイレに男女の区別はない、と言いたいが如くに振る舞っているのを何度か目撃したことがあります。周りに男性がいなければ、わたしは男性用トイレは空であることをその際、知っているので、並んでいる女性たち一人二人に話しかけるかのようにこちらのトイレは空いていますと情報提供することもありましたが。他の女性たちを気にしてか男性用トイレへと向かう人はこれまた稀でした。
Premiere am Popfest
ポップミュージックフェスティバルでの初演
Das von Öklo in Kooperation mit einem Berliner Unternehmen
entwickelte "Missoir", also das Pendant zum Pissoir für Männer,
gibt am Wiener Popfest seine Premiere.
Das Versprechen des Herstellers: Das Damen-Urinal soll
den Toilettengang für die Frauen hygienischer,
unkomplizierter und schneller machen.
ベルリンのある企業との協働で開発されたオクロ社の「Missoir」女性用小便器、つまり男性用の小便器の向こうを張るものとして、ウィーンでのポップミュージックフェスティバルでその初演がある。製造元が約束しているのだが、この女性用小便器は女性たちのトイレ行きが今よりも衛生的で、もっと簡単に、そしてより素早く出来るとのこと。
一度、どこかで読んだことがあります。携帯用のコップを持参して、いわば何処ででも、と言っても大っぴらにはやらないでしょう、個人的に隠れた所で密かにおしっこをするというアイディアを実践させようとして商品開発をしたとか。確かオランダからのアイディアであったか。その後、何にも聞きません。今でもそんなアイディアを自分なりに実践している女性がいるのかもしれませんね。
Ausgeklügeltes System
洗練されたシステム
Funktionieren soll der Ablauf dann ähnlich unkompliziert
wie bei den Männern: Hose runter oder Rock hoch,
hinhocken und laufen lassen.
Neben Haltegriffen ist auch eine patentierte Tasse verbaut,
die den Urin aufnimmt und nicht spritzen soll.
"Wir hoffen und sind eigentlich überzeugt davon,
dass es gut angenommen wird und die Mädels und Damen
die Vorteile schnell zu schätzen lernen werden", sagt
Öklo-Gründer Niko Bogianzidis.
どのように作用するのか、男性用の場合のように簡単になる筈。ズボンを下げる、またはスカート上げる、しゃがむ、そして出るに任せる。手で握れるバーのそばには特許取得済のカップが使われており、このカップが小水を受ける。飛び散ることはないとのこと。「我が社としては期待しているのですが、いや、そもそも確信しているのですが、この発明は幅広く受け容れられるでしょうし、女の子や奥様たちがこの発明品の長所をすぐにも見出せるでしょう」と Ökla 社の創業者ニーコ・ボジアンジィディスは語っている。
これが一般家庭に普及することはないと想像していますが、如何でしょうか。コンピューターが最終的には一般家庭にも普及したのと同じような過程を通過するものかどうか。一般公共の、たくさんの人たちが集まる場所での特別女性用小便器ということでしょう。男性と同様に立ったまま何をするのかと思っていましたが、記事によると、立ったままではなく、しゃがむということですね。西洋の女性たちは日本人のように簡単にはスクワットが出来ないという話ですから、スクワットの自ずからの練習にもなるかも知れませんね、と私はおしっこをすること以上の効用もあるのかもしれない、とその先を考えて見ました。如何でしょう?
おしっこ革命、女性用小便器がポップミュージックフェスティバルで初演を祝う
https://www.weekend.at/bundesland/wien/missoir-frauen-urinal-feiert-am-popfest-premiere
Popfest とはなんでしょう!?
一言で言えば、オーストリアはウィーン市内でのミュージックフェスティバル。
28.07.2023 UM 11:57, PATRICK DEUTSCH
Endlich pinkeln wie die Männer: Eine Erfindung
aus Niederösterreich soll die Revolution des weiblichen
Toilettengangs sein. Härtetest am Popfest.
やっとのことで男性たちのようにおしっこをする。オーストリアはニーダーエストライヒ州からのある発明は女性たちのトイレ利用に革命を齎すものとなろう。ポップミュージカルフェスティバルで今、厳しいテスト。
Am stillen Örtchen sind alle Menschen gleich, möchte man meinen.
Weit gefehlt. Vor allem beim "kleinen Geschäft" zeigt sich
eine gewisse Geschlechter-Ungerechtigkeit deutlich.
Während sich Männer schnell am Pissoir – oder illegalerweise
an einem Baum – erleichtern, müssen Frauen allzu oft in langen
Schlangen vor den Toiletten warten.
Wenn es nach der niederösterreichischen Firma Öklo geht,
soll damit aber Schluss sein.
静かな小屋(何を指していることなのかは言わずもなが、でしょう? 訳者コメント)にあっては誰もが平等である、と考えたいものだ。当たってない。ことに「小さなビジネス」にあってはある種の性別的不平等が明らかになる。男性たちは小便器のところで素早く、または違法ではあるが、木に向かって用を足すが、女性たちはしばしばトイレの前、長い列に並んで待たなければならない。ニーダーエストライヒ州の、Öklo 社によると、こんなことはもう起こらないようだ。
確かに、観劇で、コンサート会場で、リンツ市内のミュージック劇場やブルックナーハウスでの私の体験ではいつも見る風景でした。休憩時間にはドリンクを注文して暫しの時間を友人やら知り合いと飲みながら歓談している風景が出現するのが普通ですが、休憩時間中のトイレの前、特に女性用トイレの前では女性たちの長い列が出現するのも普通と言えます。男性用トイレのドアーの前にはそうした長い列が作られるのはほとんど稀。
そんな風景を見ながら私はよく思ったものです。女性用トイレをもっ多く作ったらどうなのだろうか、と素人の思いを持つことがしばしば。尤も、時々、急を要するのか、我慢出来ないのか、多分そうでしょう、男性用トイレにゆっくりと駆け込んで行く女性、まあ、結構お年を召している方と言えましょうか、果敢にも、勇敢にもトイレに男女の区別はない、と言いたいが如くに振る舞っているのを何度か目撃したことがあります。周りに男性がいなければ、わたしは男性用トイレは空であることをその際、知っているので、並んでいる女性たち一人二人に話しかけるかのようにこちらのトイレは空いていますと情報提供することもありましたが。他の女性たちを気にしてか男性用トイレへと向かう人はこれまた稀でした。
Premiere am Popfest
ポップミュージックフェスティバルでの初演
Das von Öklo in Kooperation mit einem Berliner Unternehmen
entwickelte "Missoir", also das Pendant zum Pissoir für Männer,
gibt am Wiener Popfest seine Premiere.
Das Versprechen des Herstellers: Das Damen-Urinal soll
den Toilettengang für die Frauen hygienischer,
unkomplizierter und schneller machen.
ベルリンのある企業との協働で開発されたオクロ社の「Missoir」女性用小便器、つまり男性用の小便器の向こうを張るものとして、ウィーンでのポップミュージックフェスティバルでその初演がある。製造元が約束しているのだが、この女性用小便器は女性たちのトイレ行きが今よりも衛生的で、もっと簡単に、そしてより素早く出来るとのこと。
一度、どこかで読んだことがあります。携帯用のコップを持参して、いわば何処ででも、と言っても大っぴらにはやらないでしょう、個人的に隠れた所で密かにおしっこをするというアイディアを実践させようとして商品開発をしたとか。確かオランダからのアイディアであったか。その後、何にも聞きません。今でもそんなアイディアを自分なりに実践している女性がいるのかもしれませんね。
Ausgeklügeltes System
洗練されたシステム
Funktionieren soll der Ablauf dann ähnlich unkompliziert
wie bei den Männern: Hose runter oder Rock hoch,
hinhocken und laufen lassen.
Neben Haltegriffen ist auch eine patentierte Tasse verbaut,
die den Urin aufnimmt und nicht spritzen soll.
"Wir hoffen und sind eigentlich überzeugt davon,
dass es gut angenommen wird und die Mädels und Damen
die Vorteile schnell zu schätzen lernen werden", sagt
Öklo-Gründer Niko Bogianzidis.
どのように作用するのか、男性用の場合のように簡単になる筈。ズボンを下げる、またはスカート上げる、しゃがむ、そして出るに任せる。手で握れるバーのそばには特許取得済のカップが使われており、このカップが小水を受ける。飛び散ることはないとのこと。「我が社としては期待しているのですが、いや、そもそも確信しているのですが、この発明は幅広く受け容れられるでしょうし、女の子や奥様たちがこの発明品の長所をすぐにも見出せるでしょう」と Ökla 社の創業者ニーコ・ボジアンジィディスは語っている。
これが一般家庭に普及することはないと想像していますが、如何でしょうか。コンピューターが最終的には一般家庭にも普及したのと同じような過程を通過するものかどうか。一般公共の、たくさんの人たちが集まる場所での特別女性用小便器ということでしょう。男性と同様に立ったまま何をするのかと思っていましたが、記事によると、立ったままではなく、しゃがむということですね。西洋の女性たちは日本人のように簡単にはスクワットが出来ないという話ですから、スクワットの自ずからの練習にもなるかも知れませんね、と私はおしっこをすること以上の効用もあるのかもしれない、とその先を考えて見ました。如何でしょう?
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